保育内容
四季の行事
クラス紹介
行事便り
- 2012年9月
敬老のつどい - 2012年9月
十五夜団子作り - 2012年12月
クリスマス - 2012年12月
おもちつき - 2013年1月
新年を祝う会 - 2013年3月 2012年度卒園式
- 2013年6月
プール開き - 2013年11月
秋の遠足 - 2013年12月行事
- 2014年夏の行事
クラス便り
- 2012年12月〈つぼみ・ちゅうりっぷ・そら〉
- 2013年12月〈たんぽぽ・ちゅうりっぷ・そら〉
- 2014年12月(たんぽぽ・ちゅうりっぷ・そら)
- 2015年12月(たんぽぽ・ちゅうりっぷ・そら)
- 2016年12月(つぼみ・たんぽぽ・そら)
- 2017年12月(つぼみ・たんぽぽ・つき)
- 2018年12月(つぼみ・たんぽぽ・そら)
- 2019年1月(もも・ちゅうりっぷ・ほし)
- 2019年3月(つぼみ・たんぽぽ・そら)
- 2019年4月(ちゅうりっぷ・つき)
- 2019年5月(さくら・ほし)
- 2019年6月(つぼみ・かぜ)
- 2019年7月(たんぽぽ・そら)
- 2019年8月(ちゅうりっぷ・つき)
- 2019年9月(さくら・ほし)
- 2019年10月(つぼみ・かぜ)
- 219年11月(たんぽぽ・そら)
- 2019年12月(ちゅうりっぷ・つき)
クラス便り 2019年 12月号 から
ちゅうりっぷ〈2歳児〉
12月に入り、一段と寒くなりましたね。
子どもたちもお散歩に行くときは「ジャンパーきる!」と自分の物を持ってきて、まだボタンやチャックは難しいですが、大人が手伝いながらも手を通して着ている姿があります。食後はブクブクうがいを徹底し、11月下旬からは外から帰ってきたら手洗いとガラガラうがいを始めています。これからもっと気温が下がり、風邪や感染症が流行る時期になります。まだブクブクとガラガラうがいの区別がつかない子もいるので、ご家庭でも練習しながら体調管理に気を付けていきたいですね。
近隣公園に行き、動物とふれあいました。
ハムスターやハツカネズミ、ウサギやモルモット、アヒル等が来てくれてみんな興味津々でした! 飼育員のお兄さんの話もしっかりと聞くことができていました。 ポニーの背中に乗ったり、エサやりでは動物と距離をとりつつ、へっぴり腰になりながら恐る恐るあげる子や平気で触る子、大きな七面鳥が怖くて泣き叫ぶ子と様々でした。初めは怖がっていた子も、膝にウサギやモルモットを乗せて「かわいいー」「ふわふわー」と言いながら上手に抱っこをして背中を撫でたり、エサやりを楽しむ姿がありました!中には、落ちているエサをお土産に集めている子もいました(笑)大人も一緒に楽しむことができました!エサの準備ありがとうございました!
つき〈3,4,5歳児〉
ぜんぶやりたい!ひとりでもだいじょうぶ!
肌寒さを感じる日も増えてきた10月後半から、クラスの集大成の活動のひとつでもある「ごっこあそび」に向けた話し合いがスタートしました。昨年はみんなで大きな「水族館」とフードコートを作りあげたつき組さん、“さて今年は何をしよう?”まずはみんなでやりたいお店を出し合いました。
はじめはまだ“なんのことだろう?”といった表情のばらさんたちも、大きい子たちが「○○やさんがやりたいです」とみんなの前で発表していく姿と、紙に描かれていく絵を見て、だんだんとイメージがわいていった様子で、2回目の話し合いの時には自分のやりたいお店を決めて参加していました。
そうして出されたたくさんのお店でしたが、こどもたちの思いは、どれかに絞るのではなく「ぜんぶやりたい!」とのこと。1人しか希望者がいないお店もいくつかあったのですが、何度確認しても「だいじょうぶ!ひとりでもできる!」との強い思いがあり、全部のお店を行うことに決めました。
考え合い、話し合い、支え合ってつくりあげるお店屋さん
一連の活動を通し、極力保育者が口や手を出さず、子どもたち自身が考え、話し合って決めていくことを大切にしてきました。それがこの活動の大きな目的のひとつだからです。どうすれば実現できるか、そのためには何が必要か、やり方も作り方も考え、失敗も含めて話し合い、作り上げてきたお店屋さんです。
作業を進める中で、「あとさ、レジがひつようだよ」「おかねもないとじゃない?」「あ、かんばんもつくらなきゃ!」と気づき、意見を出し合い、作る優先順位も考えていきます。
活動の最後には、必ずそれぞれのチームが作業内容や進行状況を伝えあいます。ゆりさんを中心に「きょうはむしをふやしました」「たまごのおすしとすーぷをふやしました」など作ったものを見せながら報告しあうことで、他のお店も含めたクラス全体の状況がわかると同時に、作った本人たちも今日の活動を振り返ります。
ゆりさんがいないチームでは、ドキドキしながらRちゃんが一人で「…あめ、ふやしました」とちいさ~な声で発表したり、Tくんが「ちゅしゃじょうつくった~!」と発ちゃん表したりと、ばらさんが照れながらもステキに頑張る姿も見られていました。
「ごっこあそび」当日
そうして約一ヶ月の間、お店の準備だけでなく、お金とお財布を作って買い物に行く準備も整えて迎えたお店屋さんごっこ当日。「なんかどきどきする~」「たのしみ~」とうれしさと緊張の入り混じった表情で登園してきた子どもたちと、準備を開始しました。ササっと椅子を出して、机を並べ、商品を並べていきます。ロフトに暗幕をかけ、おばけの衣装を着て…それぞれ準備が整ったところで開店です。
「おみせやさんはじめます」の放送とともにお客さんが…あれ?あまりこない?…と思っていたら徐々に増えていき、気付くと大盛況に!「いらっしゃいませ~」「100えんで~す」と楽しそうなやり取りとともに、商品もとぶように売れていきました。そうして、終了時間を待たずに売り切れになるお店もたくさん出てきました。「うりきれちゃいました~」と説明する姿もなんだかうれしそうな様子でした。
前半・後半とも大成功で幕を閉じ、みんなで集まってそれぞれのお店の売れ行きについて報告し合います。順番に前に出てきて「ぜんぶうれちゃいました」「こんなにおかねもらいました」と話す中、お寿司屋さんのあおいちゃんは報告後に涙…。はじめはなぜ泣いているのかわからなかったのですが、どうやら少し売れ残ってしまったことが悔しかったとか。「そうだよね。でも少しの商品だったお店はすぐになくなっちゃうけど、お寿司屋さんはたっくさん作ったんだもんね。それだけいっぱい商品があったってことだよね」と話すと、少し表情は和らぎ、コクっとうなずいたAちゃんでした。そんな感情を味わったこともまた貴重な経験ですね。
その後、おばけ屋敷の売り上げ報告を聞いていたのですが……あれ?全然ない!あんなに行列ができていたのにどうして?と思っていたら「だっておつりでぜんぶわたしちゃったもん」「え?おかねはらったらおつりわたすんでしょ?」…。ということで、売り上げはなし(笑)
お店で売るのも、お買い物もたっぷり楽しみ、満足げな様子の子どもたちでした。それぞれの売り上げは一緒にして頑張ったみんなにお給料!ひとりひとりに手渡すと、「ありがとうございました」とばらさんにとっては初任給を受け取っていました。さてみんなはお給料をどう使うでしょうか?
これからの活動につなげて…
前半で早々に売り切れになってしまったトミカやさんでしたが、2歳クラスの男の子数人がとっても楽しみにしていて、どうしても買いたかったとのこと。「うりきれちゃったの~」と説明するTくんでしたが、「どうしてもほしかったんだって。じゃあ、もう一回作って売りに行ってあげようか?」と提案すると「いいよ~」と快諾。2歳児さんも嬉しそうでした。
夕方には早速ゆりさんたちが手伝ってトミカ製作。お店屋さんは今日で終わりですが、活動はこれからも続いていきそうです。
そして、今回の活動を通して、考えたり、話し合ったり、教え合ったりして培った力を、これからの活動に生かしていきたいなと思います。そして、ひまわりさんとばらさんはまた来年度、今度はひとつ大きくなって、違う立場で力を発揮していってほしいなと思っています。